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新NISAを始めるには金融機関でNISA口座を開設する必要があります。NISA口座は一人一口座しか開設できないので、金融機関をしっかりチェックして選ぶべきです。
新NISAを始められる主な金融機関はネット証券・総合証券・銀行の3種類あります。どんな違いがあるのか、特徴を比較してわかりやすく解説します。
■目次
ではネット証券・総合証券・銀行はそれぞれ、どんな違いがあるのでしょうか?4つの項目に分けて詳しく見ていきましょう。
新NISAでは投資信託や株式に投資できますが、金融機関ごとに取り扱い商品は異なります。
では、ネット証券・総合証券・銀行の商品ラインナップはどうなっているのでしょうか?それぞれ、大手の金融機関を例に比較してみましょう。
つみたて 投資枠 (つみたてNISAと同じ) |
成長投資枠 | |||
---|---|---|---|---|
投資信託 | 投資信託 | 株式 | ||
大手 ネット証券 |
auカブコム証券 | 236本 | 1,117本 | 〇 |
SBI証券 | 248本 | 1,269本 | 〇 | |
松井証券 | 244本 | 1,141本 | 〇 | |
マネックス証券 (NTTドコモグループ) |
233本 | 1,170本 | 〇 | |
楽天証券 | 239本 | 1,249本 | 〇 | |
大手 総合 証券 |
大和証券 | 36本 | 189本 | 〇 |
野村證券 | 20本 | 421本 | 〇 | |
みずほ証券 | 12本 | 68本 | 〇 | |
大手 銀行 |
みずほ銀行 | 14本 | 123本 | × |
三井住友銀行 | 4本 | 95本 | × | |
三菱UFJ銀行 | 24本 | 387本 | × | |
ゆうちょ銀行 | 15本 | 61本 | × |
※新NISAナビ調べ(2024年10月7日時点)
上表の通り、大手の金融機関の中ではネット証券は取り扱い商品が多く、銀行や総合証券は少ない傾向にあります。特に銀行では株式には投資できません。
金融機関の中には、投資信託を持っているだけでポイントがもらえる「投信保有ポイントサービス」や、クレジットカード決済で積み立てするだけでポイントが貯まる「クレカ積立」など、お得なサービスを展開しているところもあります。
つまり、新NISAを始める金融機関によってはさらにお得になるメリットもあるということです。ここでも、大手金融機関を例にポイントサービスがあるか比較してみましょう。
投信保有 ポイント |
クレカ 積立 |
貯まるポイント | ||
---|---|---|---|---|
大手 ネット証券 |
auカブコム証券 | 〇 | 〇 | Ponta ポイント |
SBI証券 | 〇 | 〇 | Vポイント※1 | |
松井証券 | 〇 | × | 松井証券 ポイント |
|
マネックス証券 (NTTドコモグループ) |
〇 | 〇 | dポイント | |
楽天証券 | 〇 | 〇 | 楽天 ポイント |
|
大手 総合 証券 |
大和証券 | × | × | - |
野村證券 | × | × | - | |
みずほ証券 | × | × | - | |
大手 銀行 |
みずほ銀行 | × | × | - |
三井住友銀行 | × | × | - | |
三菱UFJ銀行 | 〇 | × | Ponta ポイント |
|
ゆうちょ銀行 | × | × | - |
※1…投信保有ポイントはPontaポイント、dポイント、PayPayポイント、JALマイルの選択も可能
※新NISAナビ調べ(2024年10月7日時点)
上表の通り、大手金融機関の中では、ネット証券の方がポイントサービスが充実しています。一方、総合証券や銀行はほとんどポイントサービスを実施していません。
新NISAでの投資信託や株式などの購入方法は専用のサイト経由(スマホやPC)が基本ですが、ネット証券・総合証券・銀行で購入方法に違いはあるのでしょうか?
ネットで 購入 (スマホ/PC) |
電話で 購入 |
店頭で 購入 |
||
---|---|---|---|---|
大手 ネット証券 |
auカブコム証券 | 〇 | 〇 | × |
SBI証券 | 〇 | 〇 | × | |
松井証券 | 〇 | × | × | |
マネックス証券 (NTTドコモグループ) |
〇 | 〇 | × | |
楽天証券 | 〇 | 〇 | × | |
大手 総合 証券 |
大和証券 | 〇 | 〇 | 〇 |
野村證券 | 〇 | 〇 | 〇 | |
みずほ証券 | 〇 | 〇 | 〇 | |
大手 銀行 |
みずほ銀行 | 〇 | 〇 | 〇 |
三井住友銀行 | 〇 | 〇 | 〇 | |
三菱UFJ銀行 | 〇 | × | 〇 | |
ゆうちょ銀行 | 〇 | 〇 | 〇 |
※新NISAナビ調べ(2024年10月7日時点)
投資信託を例にすると、大手ネット証券では電話注文が可能なところはありますが、店頭での購入には対応していません(ネット証券は基本的に店舗をもたないため)。
一方、大手総合証券や銀行では店頭での投資信託の購入はどこでも可能です(購入できる銘柄に制限がある場合がある)。ただし、一部銀行では電話での投資信託の購入不可の場合もあります。
金融機関の中には直接お店に行ってその道のプロにお金の悩みを相談できるところもあります。店舗のある場所に出向く必要はありますが、直接投資について相談できるのは安心感があります。
種類 | 対面相談 |
---|---|
ネット証券 | × |
総合証券 | 〇 |
銀行 | 〇 |
銀行・総合証券では対面相談が可能です。銀行は大手であれば全国に店舗があるため、総合証券よりも相談をしに行きやすいかもしれません。なお、ネット証券では対面相談をすることは基本的にはできません。
なお、対面相談ができる金融機関では新NISAに限らず、資産運用に関する悩み全般を相談することが可能です。
最後にまとめとして、これまでの解説を通じて分かった、総合証券・ネット証券・銀行それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
ここまで解説したネット証券・総合証券・銀行の特徴(メリット・デメリット)はあくまで全体の傾向をもとに特徴を紹介したものです。実際にNISA口座を選ぶ際はそれぞれの金融機関の情報をしっかりチェックしましょう。
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全社平均 | 22本 |
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参考サイト・たあんと
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